弁護士紹介
■所属
大阪弁護士会
■経歴
学歴
洛星高等学校卒業
京都大学法学部卒業
京都大学大学院法学研究科修士課程専修コース修了(政治学)
大阪大学大学院高等司法研究科(法科大学院)修了
職歴
総理府総務庁勤務
大和不動産鑑定株式会社奈良支社、大阪本社、東京本社勤務
三菱東京UFJ銀行投資銀行本部に勤務(出向)
資格
弁護士登録
不動産鑑定士登録
宅建士試験合格
行政書士試験合格
■所信
『この国のかたち』
司馬遼太郎先生のことばをよすがとして、平成13年6月、司法制度改革審議会は、これからの司法制度、ひいては、わが国の将来あるべき姿を示しました。
これは、橋本龍太郎内閣における行政改革会議が、内閣府の設置など中央省庁の再編や行政のあり方の見直しについて提言するとともに、行政の役割の変化に伴う、司法の役割強化を求めたことに対応するものでした。
司法制度改革審議会の答申は、「法の精神、法の支配がこの国の血肉と化し、『この国のかたち』となるために、一体何をなさなければならないのか」、「日本国憲法のよって立つ、個人の尊重と国民主権が、真の意味において実現されるために何が必要とされているのか」と問いかけ、それを明らかにすることこそ、明治以来の大改革である、今般の司法制度改革の根本的な課題であると述べています。
そして、「司法制度改革の3つの柱」として、
@ 国民の期待に応える司法制度の構築(制度的基盤の整備)
A 司法制度を支える法曹の在り方(人的基盤の拡充)
B 国民的基盤の確立(国民の司法参加)
を掲げています。
これまで、ややもすれば、弁護士や裁判所は日常生活から遠い存在であり、法律事務所は敷居が高い(ともすれば怖い)というイメージが定着していたかもしれません。
しかし、弁護士をまず身近な存在にすることが、司法制度改革の柱の1つです。
私は公務員として働いていた折、行政改革会議での真剣勝負の議論を目の当たりにし、行政の果たすべき役割と司法の果たすべき役割について常に思いをめぐらせておりました。その後15年余りの時が経ちましたが、司法はその役割を十分に果たし,人々が安心して暮らせる支えとなる役割を果たせているでしょうか?
日々の暮らしのなかで、気軽に相談できる弁護士が身近にいるのが当たり前ーそのような環境が整えられ、『この国のかたち』となってゆくことを1人の弁護士として願っております。
司馬先生の活動された大阪の地で、司法制度改革の理念の実現に向け、微力ながら精進してまいりたいと存じます。